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中間階級
「中間階級〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
中間階級の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「生の拡充」より 著者:大杉栄
とする時、ここにいつも侵寇かあるいは革命が起って来る。比較的に健全なる生を有する
中間階級がイニシアチブを取って、被征服階級の救済の名の下に、その援助をかりて事を....
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
いう観かたに於て民衆の具体性はとりあげられなかった。知識階級という、あり得ぬ抽象
中間階級を設定してヒューマニズム論をめぐる人々は、民衆を口にして、やはり、民衆を....
「科学論」より 著者:戸坂潤
くてはならぬ。そうでなければインテリゲンチャの特有な社会的役割は没却され、ただの
中間階級の不安や動揺という一般社会現象に還元されて了うことになるからだ。 ** ....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
何か「知識階級」なるものの先天的な階級的宿命であり、インテリゲンチャはこの単なる
中間階級的な宙ブラリンに止まるべき階級的宿命の外へ出ることが出来ないのだというよ....
「決闘」より 著者:神西清
、彼はコーカサスの全海岸を征服し尽すに違いない。君も知ってのとおり、民衆殊にその
中間階級なるものは、インテリ臭だの、大学教育だの、上品な物腰だの、文学めいた言い....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
たのは、その語がさらに下賤なるものに移ったという場合もあろうし、また一方では本来
中間階級の身分であったものが、後世一層賤者の階級に下落したという場合もあろう。前....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
その以外の一般の雑戸は貴族に属する部曲の民などとともに、良民とも賤民ともつかぬ、
中間階級のものとして認められていた。いわゆるハシヒトの類で、それを文字に「間人」....