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「主催〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

主催の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
路上」より 著者:芥川竜之介
術」を標榜《ひょうぼう》して、この頃発行し始めた同人雑誌の名前である。その連中の主催する音楽会が近々|築地《つきじ》の精養軒《せいようけん》で開かれると云う事は....
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
の名選手さへ大抵は得意の微笑のかげに渋面を隠しているではないか? 人生は狂人の主催に成ったオリムピック大会に似たものである。我我は人生と闘いながら、人生と闘う....
ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
つおいてあり、その左右に小さな角卓子《かくテーブル》が二つずつあった。その外に、主催者側で使うらしい椅子が四つ五つあった。 壁には、まっ黒なカーテンが、長い裾....
可能性の文学」より 著者:織田作之助
価を世に問う、いわば坂田の生涯を賭けた一生一代の対局であった。昭和の大棋戦だと、主催者の読売新聞も宣伝した。ところが、坂田はこの対局で「阿呆な将棋をさして」負け....
道なき道」より 著者:織田作之助
ふと嫉妬を感ずる位、上達した。 十三で小学校を卒業して、間もなく、東京日日新聞主催の音楽コンクールが東京で行われた。 寿子は大阪で行われた予選で第一位を占め....
人間山中貞雄」より 著者:伊丹万作
さして示すようである。 私が初めて山中に会つたのは、たしか『都新聞』の小林氏の主催にかかる茶話会の席上であつた。時期はちようど山中がその出世作と目されている一....
競馬」より 著者:犬田卯
まで知っていた。 しかし今日は新しい馬もだいぶ現れていた。それは穴をねらっての主催者側の作戦であることは分り切ったことだが、それが図に当って、場内は刻一刻熱狂....
女の話・花の話」より 著者:上村松園
○ 責任のある画債を少しずつ果していっておりますが、なかなか埓があきません。それに五月一日からの京都市主催の綜合展の出品画――長いこと帝展をやすんでおりますから、その埋め合せと申すの....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
座で上演されたが、これは普通興行でなく、演劇改良会の後身ともいうべき演芸矯風会の主催で、単に二日間の興行に過ぎなかったのである。 その演芸矯風会も自然消滅にな....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
当時の書画会は画を売るよりは名を売るを目的としてしばしば高名な書家や画家にすらも主催された。書画会を開かない画家文人は殆んど一人もなかった。 この書画会の肝煎....
遁走」より 著者:葛西善蔵
ちをモデルにしたものだ。そしてかなり辛辣に描かれている。しかもそうした友人たちが主催となって、彼の成功した労作のために祝意を表そうというのだ。作者としては非常な....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
余念なく、あるいは歌いあるいはうそぶき、ほとんど徹夜の快遊をなす。当夕また船員の主催により、釣魚の競技会あり。船客中その最も多く釣り得たるものに賞品を与え、もっ....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
の解散、総選挙を前にいたしまして、NHK、選挙管理委員会、さらには公明選挙連盟が主催をいたしまして自民、社会、民社の代表を集めて、その総選挙に臨む態度を表明する....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
、卒業の時期が延びて、まだ学校に籍があって雄弁会に関係して居たものだから、雄弁会主催という事で学生大会をやった。 大隈侯の銅像の前に五、六千の学生が集った。今....
梟の眼」より 著者:大倉燁子
平松春樹は瀟洒たる服装で、美しく着飾った妹の陽子を伴い、会場へ急いだ。入口には主催者側の紳士淑女がずらりと十数名一列に並んで、来客を受けていた。陽子はちょっと....