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主客転倒
「主客転倒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
主客転倒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
生活である。寒帯文明が中心となってでき上がった人間の生活状態というものは、やはり
主客転倒したものである。…… この二つのものは別々であってよいかと言うに、これ....
「反抗」より 著者:豊島与志雄
はすっぽかされてしまった。村田のことから妙に真剣になって尋ねだすと、いつのまにか
主客転倒されてしまい、写真のことから少し深入しかけると、ふいに釣魚《つり》のこと....
「或る男の手記」より 著者:豊島与志雄
ごったに乱れていた。単に河野さんとのことばかりではなく、私や松本のことなんかも、
主客転倒して一緒にはいっていたかも知れない。私は頭の中で、何もかもめちゃくちゃに....
「貞操問答」より 著者:菊池寛
れるものか。どんなことがあっても頑張る、どんな手段でも取る!)と、云いつづけた。
主客転倒で、今度は新子がだまりこんでしまった。 前川は、ふと空を見上げた。昨夜....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
学等の実験諸学科の方が一歩をぬきんでたのではないかとの感がある。どうしてこんなに
主客転倒の有り様になったのであろうか。これには社会状態の変化がここに大なる関係を....