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主権在民
「主権在民〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
主権在民の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
といえども人心を感化するものは吾輩これを一の論派として算えざるを得ず、時としては
主権在民論者も勤王説を加味し、時としてはキリスト崇拝論者も国権説を主張す、しかし....
「一九四六年の文壇」より 著者:宮本百合子
に嫌っています。それはこんどの憲法を見てもよくわかることですけれども、ああいう「
主権在民」の中途はんぱな扱いかたは、私どもが民主を求めて生きている感情に直接影響....
「明日をつくる力」より 著者:宮本百合子
いる。そのほか経済上、政治上において天皇という身分上の特権は十分に保たれている。
主権在民という憲法にこういう矛盾が含まれていることは日本の歴史の特殊性である。ち....
「人間の結婚」より 著者:宮本百合子
「民主憲法」は不思議な矛盾をはらんでいる。天皇というものの全く特殊な規定が、この
主権在民といわれる憲法の中にある日本の封建的な尾は、伝統の中に巨龍の尾のようにの....
「現実の必要」より 著者:宮本百合子
、真に人民生活の向上をはかる実力ある、自分たちの政治を渇望するのである。偽りない
主権在民を、実現したいと思うのである。その現実の力のつよさで、戦争というものの根....
「矛盾とその害毒」より 著者:宮本百合子
新聞に、憲法改正草案が発表されたとき、一番奇妙に感じたことは、「
主権在民」と特別カッコの別見出しがつけられていたのに、天皇という項があって、その....
「郵便切手」より 著者:宮本百合子
資本を守るためからの失業は誰にとっても脅かしの影となっていて、勤労大衆はまったく
主権在民を実現して合理的に生産関係を独占から解放しなければ、生きてゆけないところ....
「明瞭で誠実な情熱」より 著者:宮本百合子
盾の中におかれている。憲法そのものの大きい矛盾がそれを明らかに示しているように。
主権在民の憲法に天皇という特種な一項目があって、新聞では大臣も天皇も公僕であると....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
に天皇制護持を強調して来ていたところ、思いがけなく、改正憲法の基本的性格として「
主権在民」の規定をするべきことを、保守党である進歩党によって提案された。社会党は....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
唱する人民的な民族主義に便乗して「日本を再建するために」云々と、民族自立の問題・
主権在民の問題も――即ちポツダム宣言と新憲法の実質を左からぐるりと右へひとまわり....
「あたらしい憲法のはなし」より 著者:文部省
う。いちばん大事な考えが三つあります。それは、「民主主義」と「國際平和主義」と「
主権在民主義」です。「主義」という言葉をつかうと、なんだかむずかしくきこえますけ....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
府の行為によって日本に再び戦争のおこらないようにという大変革をとげました。第一は
主権在民の大原則であります。第二には言論、集会、結社の自由、労働者の団結権、団体....