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主簿
「主簿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
主簿の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「寒山拾得」より 著者:森鴎外
る。もっともそんな人はいなかったらしいと言う人もある。なぜかと言うと、閭は台州の
主簿になっていたと言い伝えられているのに、新旧の唐書に伝が見えない。
主簿といえば....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
と、玄石、誠に我は鬼だ、この事は仲祥から聞いただろう、我冥司に挙用されて、泰山の
主簿たらんとするも、学薄うして該通ならず。冥王の勧めに従い、辺先生に業を求めんと....
「三国志」より 著者:吉川英治
慢心した暴王に対しては、命がけで正論を吐いて諫める臣下もなかったが、ただひとり、
主簿の閻象という者が折をうかがって云った。 「由来、天道に反いて、栄えた者はあり....
「三国志」より 著者:吉川英治
、口がきけないでも困る。武士ども、もうすこし手頸の縄をゆるめてやれ」 すると、
主簿の王必があわてて、遮った。 「滅相もない。呂布の猛勇は尋常な者とはちがいます....
「三国志」より 著者:吉川英治
路のひらくのを待っていた。その通路は城内から切り開いてやらなければならなかった。
主簿の李孚は、審配へ向って、こういう一案を呈した。 「この上、外にある味方の大兵....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 毛※が西曹掾に挙げられたのもこの頃である。わけて出色な人事と評されたのは、
主簿司馬朗の弟で、河内温の人、司馬懿、字を仲達というものが、文学掾として、登用さ....
「三国志」より 著者:吉川英治
|楊震の孫で、楊修、字は徳祖という。いま曹操に仕えて、楊郎中といわれ、内外倉庫の
主簿を勤めていた。 「外国の使臣といえ、黙って聞いておれば、怪しからんことをいう....
「三国志」より 著者:吉川英治
見物人を見まわした。なんぞはからん、それが楊松であった。 司馬懿仲達は、中軍の
主簿を勤め、この漢中攻略のときも、曹操のそばにあって、従軍していた。 戦後経営....
「三国志」より 著者:吉川英治
権はかならず呼応するにちがいない」と、獅子吼した。 司馬懿仲達と共に、丞相府の
主簿をしている蒋済も哭いて云った。 「自分と于禁とは、三十年来の友であったが、何....
「三国志」より 著者:吉川英治
と、敵の仲達にまさる者はいない。彼はわが命数まで量っている」 ときに楊喬という
主簿の一員が進み出て、孔明に意見を呈した。 「わたくしは職務上、つねに丞相の簿書....