九条兼実[語句情報] » 九条兼実

「九条兼実〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

九条兼実の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
。三種の神器の授受である。神器のあるところに天皇あり。やむを得ない詭弁であった。九条兼実という九条家始祖の関白は藤原氏歴代の中で特に実利派の陰謀家であるが、しか....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
るべし。しかもその鎮守府将軍たりしは、ただ秀郷一代のみ。そのこれに任ぜらるるや、九条兼実嘆じて曰く、「乱世の基なり」と。事は日記『玉葉』にあり。しかるに秀郷の子....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
。文治三年、七十三歳で『千載集』を後白河院の奏覧に供えたのである。その後、俊成は九条兼実、その子の後京極良経を背景として、歌壇の元老となり、数々の歌合に殆ど一人....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
従来から史家の史測としていわれていることであるが、いかんせん確証がない。 ただ九条兼実の日記「玉葉」に出てくる近江の山下|兵衛尉義経と称する者が、あるいは、そ....
親鸞聖人について」より 著者:吉川英治
気のあやまちであります……。 小説親鸞や錦之助君の親鸞を見ると、端麗、いかなる九条兼実とその姫君、玉姫の前でも恋しそうな青年に思われますが、まったくはそうでは....