九鼎[語句情報] » 九鼎

「九鼎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

九鼎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カーライル博物館」より 著者:夏目漱石
の身の上も思い合わさるる。傍《かたわ》らには彼が平生使用した風呂桶《ふろおけ》が九鼎《きゅうてい》のごとく尊げに置かれてある。 風呂桶とはいうもののバケツの大....
瘠我慢の説」より 著者:木村芥舟
し遠く外国に渡りたる濫觴にして、この一挙以て我国の名声を海外諸国に鳴らし、自から九鼎大呂の重を成したるは、事実に争うべからず。就中、木村摂津守の名は今なお米国に....
ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
の無い彼が暴挙に近いこの超非常事件を断行し、羅馬法王の位置をして、皇帝の上遥に、九鼎大呂の如く重からしめたのは、彼の如何な気質から来ているのであろう? 狂信家な....
京都学校の記」より 著者:福沢諭吉
者も、この子女ならん。概してこれをいえば、文明開化の名を実にし、わが日本国をして九鼎大呂《きゅうていたいりょ》より重からしめんには、この子女に依頼せずして他に求....