乱妨[語句情報] »
乱妨
「乱妨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乱妨の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
。近ごろ水兵などが、畏き辺《あた》りの御名を呼ばわりて人の頭を打ち、また売婬屋で
乱妨《らんぼう》などするを見しことあり。言わば大器小用で、小さき民や小さき所には....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
に載せてある天文二十年正月に豊臣秀吉の下した掟の中にも、 一、軍勢於二味方地一
乱妨|狼籍《ろうぜき》輩|可レ為《たるべき》二一銭切一事。 と見えており、また....
「江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
初めはポリスって原語で呼んでいた訳ですな。こういうように巡査が出来る前は世の中は
乱妨で新徴組だとか、龍虎隊だとかいうのが
乱妨をして、市中を荒らしたので、難儀の趣....
「雪の宿り」より 著者:神西清
遂に一大事となってしまいました。その午の刻ばかりに、中御門猪熊の一色殿のお館に、
乱妨人が火をかけたのでございます。それのみではございません、近衛の町の吉田神主の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、この地へくだって来ていたのである。 陸羽の奥はまだ蝦夷地のままといってよい。
乱妨、反乱、同族の闘いなど、絶えまもない。――顕家は二年の在任ですっかり戦陣の起....