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乳歯
「乳歯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乳歯の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白菊」より 著者:夢野久作
の濃い、花びらのように頬を紅くした寝顔が、あどけなく開いた小さな唇から、キレイな
乳歯をあらわしながら、こころもちこっち向きに傾いているのであった。 その枕元に....
「道標」より 著者:宮本百合子
歳の体だのに、笑うと上歯がみんなみそっぱだった。その歯は飢饉のためだった。赤坊の
乳歯から本歯にうつる年ごろに、その女の児がひもじく育ったせいだった。
双方の言....