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乾麺
「乾麺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
乾麺の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渦巻ける烏の群」より 著者:黒島伝治
とよばれるならば、彼の恋は不如意な恋だった。彼は、丘を登りしなに、必ず、パンか、
乾麺麭《かんめんぽう》か、砂糖かを新聞紙に包んで持っていた。それは兵卒に配給すべ....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
。ミケランジェロの建築と言われている法王門から、両側に、閑静なアパートメントと、
乾麺類や薬を売る近処相手の小商店とを持つ、かなり広い並木街が、真直ぐに逃げていま....
「食べもの」より 著者:佐藤垢石
る。殊に、馬鈴薯や里芋などの到来したときの嬉しさ、ありがたさ。 たまには麦粉、
乾麺、白米、大豆など寄贈に接することもある。これで、食いものが足りないの、腹が減....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
きると、四人は昼食をするために道ばたへ立ちどまった。 背嚢《ルックザック》から
乾麺麭《かんパン》の包みを取りだすと、掌《てのひら》の中でこなごなにくだき、たい....