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事去る
「事去る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
事去るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
を喪いてより、南軍|大に衰う。黄子澄、霊壁の敗を聞き、胸を撫して大慟して曰く、大
事去る、吾輩万死、国を誤るの罪を贖うに足らずと。 五月、燕兵|泗州に至る。守将....
「四十八人目」より 著者:森田草平
」と、安兵衛はなお念を押すように言った。「この場になってしくじったら、それこそ大
事去るだ! その心得で遣ってきてもらいたい」 「よく分っております」と、小平太も....
「三国志」より 著者:吉川英治
はありませんか」と、口を酸くして説いたが、遂に用いられなかったので、 「ああ、大
事去る!」と、独り長嘆していた。 一方、呉の兵船は、弔旗をかかげて、国へ帰り、....
「三国志」より 著者:吉川英治
失をつづいて告げた。 孔明は天を仰いで痛哭した。 「――大事去れり矣。ああ、大
事去る」 と、そして、一言、 「わが過ちであった!」と、ひとり叫んだ。 「関興....