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事新しい
「事新しい〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
事新しいの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
彼の蜘蛛屋とか云う所へ秀子の手帳を盗んで送って遣ったなどで分っては居るけれど余は
事新しい様に感じた、暫くして秀子は「断念めよとて何う断念めるのです」夫人「断念め....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
を主張する、白瀬中尉の熱血。また近くは、フランスと争った新南群島の先占。いずれも
事新しいだけに賢明な皆さんのまえで、この言葉の説明の必要はあるまいと思われる。つ....
「鼻の表現」より 著者:夢野久作
、無意識の裡に行われておりまするために、今日鼻の表現なる言葉を標示する事が、甚だ
事新しい奇異な感じをそそるに過ぎないのであります。 事実上鼻の表現なるものに就....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
る甚だ深刻な(?)苦悩が初めて始まったわけである(今日某々の文芸評論家達は今だに
事新しいインテリの「苦悩」に悩んでいるらしく見えるが、之は全くこの旧インテリ狼狽....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
戻りつして、駒井甚三郎は、またも舳先《へさき》へ来てから、ハッとさせられたのは、
事新しいのではない、金椎がやっぱり、まだその場所で祈りを続けている。唖《おし》の....