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「事績〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

事績の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
外套」より 著者:ゴーゴリニコライ
すら惹かなかった人間――事務役人的な嘲笑にも甘んじて堪え忍び、何ひとつこれという事績も残さずして墓穴へ去りはしたけれど、たとえ生くる日の最期の際《きわ》であった....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の科学的天才も圧殺してしまった例は他にも少なくないと考えられる。 岡山の幸吉の事績によって、津田生は、金助や、弓張月や、夢想兵衛のロマンスと違った、科学的技術....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
繁昌するようになる。これがすなわち米国商人のやり方であります。三越なら必ず相当の事績をあげ得ると私は信じます。 今日の百貨店は文明の利器を極度に利用し、最も進....
十五年」より 著者:山本実彦
が、静かに眼を閉じて十五年の足あとをふり返えれば、その間におのずから元気の消長が事績を公平に物語っている。命をかけてした仕事はいつまでたってもカチンと響く生命が....
孔子」より 著者:和辻哲郎
比丘経)がこれを証示する。次のスキタイ人が仏教に化せられたこともまたカニシカ王の事績を見れば明らかである。もっとも仏教は、かく新しい国や民族を教化することによっ....
大岡越前」より 著者:吉川英治
命目的のために、据えたといってよい者が、いまや、まだ前途に多くの抱負をのこして、事績、いくばくも挙げないうちに、この失脚の危機に瀕したのだ。吉宗として、捨ておけ....