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二つと無い
「二つと無い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二つと無いの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
は笑いながら彼の絵馬を出して見せたので、その人は又おどろかされた。同じ絵馬が世に
二つと無い以上、その一つは偽物でなければならない。どう考えても、由井正雪の絵馬、....
「橋の下」より 著者:ブウテフレデリック
た。「なんだか知っているかい。これは青|金剛石《ダイアモンド》と云う物だ。世界に
二つと無い物で、もう盗まれてから大ぶの年が立つ。それを盗んだのはおれだ。世界中捜....
「人の首」より 著者:高村光太郎
。そうして結局其人の極印だなと思わせられる。どんな平凡らしく見える人の首でも実に
二つと無いそれぞれの機構を持っている。内心から閃めいて来るものの見える時は其平凡....