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二女
「二女〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二女の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
あわあさわいでいて、心配していた私は安心した。大家さんの長男の亮嗣君(二年生)と
二女のしょう子ちゃんも入ってくるので、皆は一層元気よくわあわあさわぐ。 大人の....
「黄鳥の嘆き」より 著者:甲賀三郎
の時に話に出た僕の祖父の弟の曾孫なんだ。 祖父の弟は分家して二川姓を名乗り二男
二女があった。僕は出来得る限り男系を辿って行ったのだが、長男は二川家を継いだが、....
「運命」より 著者:幸田露伴
孝孺に示す。孝孺顧みず、乃ち之を殺す。孝孺の妻|鄭氏と諸子とは、皆|先ず経死す。
二女|逮えられて淮を過ぐる時、相与に橋より投じて死す。季弟孝友また逮えられて将に....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
戌二月十六日生る。明治四年未十月家督。明治十二年一月十八日卒す。無涯と号す。 ◇
二女マサ 嘉永五年子十一月六日生る。明治二年牟田口重蔵に嫁す。同二十五年八月十日....
「『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
の影響と見らるゝものは少からず。例へば八元八※の如きは易の八卦の思想にして、舜に
二女を賜ふとあるは、『史記』卷一、五帝本紀には九男
二女とありて女には偶數(陰)の....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
らの手紙によればもう肺結核が二期にまで進んでいるんだそうだね。 福田、大須賀の
二女史から見舞いが来た。会ったらよろしく言って置いてくれ。 この手紙はたぶん裁....
「水の女」より 著者:折口信夫
解かむ。」答へ申さく、「旦波比古多々須美智能宇斯王の女、名は兄比売・弟比売、此|
二女王ぞ、浄き公民(?)なる。かれ、使はさば宜けむ。……」 又、其后の白しのまゝ....
「若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
んでしたが、四人の娘たちは精神的にゆたかな生活をしました。 オルコット女史は、
二女で、この「若草物語」のジョウに作者の面影が出ていますが、文筆の才に恵まれ、教....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
「女中というものは口サガないから、すでに御存知であろうが、かの母と娘なる深窓の
二女が外出あそばすと、お帰りのミヤゲが多くてねえ。しかし、未亡人は、常にあなたの....
「地上」より 著者:島田清次郎
家に燃え上った。伝右衛門の遺書にはお信の兄であり、容太郎の母の兄である青木の家の
二女のお里を貰ってくれとあった。そしてその第一の主張者はお信自身であったとは。 ....
「子をつれて」より 著者:葛西善蔵
るから――という手紙一本あったきりで其後消息の無い細君のこと、細君のつれて行った
二女のこと、また常陸の磯原へ避暑に行ってるKのこと、――Kからは今朝も、二ツ島と....
「古事記」より 著者:武田祐吉
鳥の王 歌垣 嫉妬 須勢理※賣 石の比賣の命 醜女 石長比賣 丹波の
二女王 勸盃 須勢理※賣 酒樂の歌 三重の采女 御子の誕生 日子穗々手見の....
「父の出郷」より 著者:葛西善蔵
惨めだった。十月いっぱい私はほとんど病床で暮した。妻の方でも、妻も長女も、ことに
二女はこのごろやはり結核性の腹膜とかで入院騒ぎなどしていて、来る手紙も来る手紙も....
「わが町」より 著者:織田作之助
なア。」 その日から、君枝はだんだん明るい子になり、間もなく行われた運動会の尋
二女子の徒歩競争では、眼をむき、顎をあげて、ぱっと駈けだし、わてのお父ちゃんはマ....
「ここが楢山」より 著者:小津安二郎
母は明治八年生れ。三男
二女をもうけて、僕はその二男に当る。他の兄妹は、それぞれ嫁をもらい、嫁にゆき、残....