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二次会
「二次会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二次会の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「饗応夫人」より 著者:太宰治
はお友だちを三人も連れて来て、きょうは病院の忘年会があって、今夜はこれからお宅で
二次会をひらきます、奥さん、大いに今から徹夜で飲みましょう、この頃はどうもね、二....
「夫婦善哉」より 著者:織田作之助
。酔うと柳吉は「おい、こら、らっきょ」などと記者の渾名を呼んだりし、そのあげく、
二次会だと連中とつるんで今里新地へ車を飛ばした。蝶子も客の手前、粋をきかして笑っ....
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
間違いなくば来るのであった。 そこでブルジョアどもは新年宴会をやるのであった。
二次会が開かれるのであった。 が、そんなところまで、話を飛び越えてはならない。....
「縮図」より 著者:徳田秋声
けや水を飲まされたが、銀子を春よしへ届けてから、いずれどこかで重立ったものだけの
二次会を開くつもりだったので、店員の計らいでここは早く切り揚げ、省線で帰ることに....
「土鼠と落盤」より 著者:黒島伝治
決して、俺等の味方にゃならんものであることが分ってきた。 「これから、又、S町で
二次会だぞ。」 阿見は、相かわらず、ずるげな、同時にこころよげな笑いを浮べなが....
「源氏物語」より 著者:紫式部
宴に招かれた公達などがそこにはおおぜい集まっていた。兵部卿の宮は左大臣家の賭弓の
二次会、相撲の時の宴会などには出席されたことを思って、第一の貴賓として右大臣は御....
「久坂葉子の誕生と死亡」より 著者:久坂葉子
した。が持前の気取根性で平気をよそおっていた。冗談の一言位云ったのかも知れない。
二次会に、駅の近所でビールを飲んだ。私の隣に庄野潤三氏が腰かけた。彼は、私に名刺....
「電車停留場」より 著者:豊島与志雄
る時彼は、「今晩遅くなるかも知れない。」と細君へ云い置いてきた。その胎の底では、
二次会で思うさま飲んでやるつもりだった。所が会が果ててから、誰も
二次会を云い出す....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
に、謂わば社長の側近の人々だけ、十五名ばかり、不忍池に臨んだ焼け残りの料理屋で、
二次会をやった。 その中に、田島章吾がはいっていた。彼が天元社への大出資者であ....
「瘤」より 著者:犬田卯
とで、いつかあたりはもう薄ら暗く、街道を通る人も稀であった。田辺は宴果ててからの
二次会のことなど早くも空想に描きながら、その頃流行してきた「上海小唄」を口笛で得....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
に持ち捧げられていた。君立ち川、六条などの遊君や白拍子たちだった。月例、欠かさぬ
二次会なので、馴じみでない客、馴じみでない妓はない。 「やあ万珠、ここへまいれ、....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
思うからである。 だが、この晩の歌会は非常に静粛に了えた。よく統一されていた。
二次会は新中島という宏壮な家で有志の人たちだけで催された。煌々たるシャンデリヤの....