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二百三高地
「二百三高地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二百三高地の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「満韓ところどころ」より 著者:夏目漱石
上を通るのだから、凸凹《でこぼこ》の多い川床《かわどこ》を渡るよりも危険である。
二百三高地《にひゃくさんこうち》へ行く途中などでは、とうとうこの火打石に降参して....
「深夜の市長」より 著者:海野十三
ッコイ、これア骨だ。…… これを上らなければ職務を遂行するわけにはゆかぬ。僕は
二百三高地を攻撃するときのように、飛びついては墜ち、立ち上ってはまた飛びついた。....
「蒲団」より 著者:田山花袋
比谷へ向う時、時雄の胸に、今の女学生ということが浮んだ。前に行く車上の芳子、高い
二百三高地巻、白いリボン、やや猫背勝なる姿、こういう形をして、こういう事情の下に....
「朝顔日記の深雪と淀君」より 著者:上村松園
流行ばかりを追うからだと思います。自分に似合っても似合わなくても女という女が皆、
二百三高地が流行れば
二百三高地、七三が流行れば七三と、長い顔の人も円い顔の人も、....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
高大に突き出した有様をぬからず当時の記憶に生々しかった旅順の戦跡になぞらえて、「
二百三高地」と呼ばれた。この
二百三高地・廂髪が一口に「ハイカラ」と呼ばれるに至っ....