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二股膏薬
「二股膏薬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
二股膏薬の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
く描かれています。フランスが、亡命貴族の土地財産をこっそり或は大ぴらに買い取った
二股膏薬どもを貴族として持っているからこそ、あの一方から考えると奇妙でさえある伝....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
いいよ。しかし、こいつぁあちょっとおもしろい問題だ。ねえアリョーシャ、君はいつも
二股膏薬《ふたまたごうやく》だけれど、とにかく本当のことを言うから、聞いてみるん....
「三国志」より 著者:吉川英治
府へ帰られたと、告げて来た者があるのだ。そんなことが知れずにいると思うのか。この
二股膏薬め。八ツ裂きにしてくれるから覚えておれよ」 と、従う武士にいいつけて、....
「三国志」より 著者:吉川英治
人、驚きたもうな。この不義者を誅罰してから、それがしの古城へお迎えします。こんな
二股膏薬にだまされてはいけませんぞ」と、云い放った。 甘夫人は悲しんで、出ない....