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互譲
「互譲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
互譲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
るごとく、傑作はわれわれによって存する。 美術鑑賞に必要な同情ある心の交通は、
互譲の精神によらなければならない。美術家は通信を伝える道を心得ていなければならな....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
妹あり、髪が灰色になった老女で、ただ一つの歯とただ一つの眼を共有し、用ある時は相
互譲り使うた。この三姉妹リビアの極端、日も月も見えぬ地に棲み、常にゴルゴネス三姉....
「青春論」より 著者:坂口安吾
ない底の性格をつくり易いと言い得るであろう。 蓋し、大人の世界に於て、犠牲とか
互譲とかいたわりとか、そういうものが礼儀でなしに生活として育っているのは淪落の世....
「茶漬三略」より 著者:吉川英治
、ようやく、和議の調印という運びにまで、漕ぎつけたのであった。 結果は、双方の
互譲となって、 一 中国五ヵ国の譲渡。 一 城将、清水長左衛門宗治の自決。 の....