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互選
「互選〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
互選の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「工場細胞」より 著者:小林多喜二
なっていた。これでは職工の利益になる事項が決議されるわけがない、委員長は全委員の
互選できめること。4。委員会で決めたことでも、決めッ放しのものがあるし、又工場内....
「第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
いう用意は無い――水の手の燗徳利も宵からは傾けず。追加の雪の題が、一つ増しただけ
互選のおくれた初夜過ぎに、はじめて約束の酒となった。が、筆のついでに、座中の各自....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
の句を作る事を競争してせり吟などと称えていた。それが運座という事に改まって、かつ
互選であるという所から、各々多数の点を得るのを興味として、その運座を幾度となく催....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
るということは、青年の恋愛にとって欠くべからざる心がけである。 五 相
互選択と男性のイニシアチヴ 青年男女はその性の選択によって相互に刺激し合い、創....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
ね。」 じょうだんめかして、そんなこともいった。ゆうべ各室で就寝前に行なわれた
互選の結果、かれは第五室の室長になっていたのである。 次郎は吹きだしたい気持ち....
「髪」より 著者:織田作之助
委員会という機関があって、委員には上級生がなっていたが、しかしこの委員は寮生間の
互選ではなく、学校当局から指命されており、噂によれば寮生の思想傾向や行動を監視し....
「鎖ペンを握って」より 著者:種田山頭火
位の日数にしておけばどんな忙しい人でも充分通読することが出来るだろうと思う。 △
互選はせぬ方がいいらしい。その代りに読後の感想をなるたけ正直に、なるたけ詳細に書....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
られる。庄亮は馴れているが、本来私には歌会の形式が好きでない。 思うに運座とか
互選とかは、こう大勢ではともすると無意義になるのである。一視同律であまりに酷しく....