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五倫
「五倫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五倫の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死後」より 著者:芥川竜之介
。しかし面白い話は勿論、珍らしい話も滅多《めった》にない。僕は君臣、父母、夫婦と
五倫部の話を読んでいるうちにそろそろ睡気《ねむけ》を感じ出した。それから枕もとの....
「運命」より 著者:幸田露伴
祖に請いて、遍く礼経を考え、歴代の刑法を参酌し、刑律は教を弼くる所以なれば、凡そ
五倫と相渉る者は、宜しく皆法を屈して以て情を伸ぶべしとの意により、太祖の准許を得....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
やいや何でもねえことだ」
と、闇太郎は、かなしげに微笑して、
「おいらも、五体
五倫をそなえてこの世に生れて出ながら、こんな始末、せめておめえの大望を助けるのが....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
っつ》まで隠した五本(?)の指がパッと開きました。その瞬間、四粒の天地は、早くも
五倫の宇宙から、壺中《こちゅう》の天地に移動している。つまり、はっという間に四つ....
「埋もれた日本」より 著者:和辻哲郎
ものであるが、しかし実は、彼の著書であるかどうか不明のものである。同じ書は『心学
五倫書』という題名のもとに無署名で刊行されていた。初めは熊沢蕃山が書いたと噂され....