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五方
「五方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五方の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
人はもと虎を祖先と信じたのかと思う。『淵鑑類函』三二〇に『河図《かと》』を引いて
五方の神名を列ね、西方|白帝神《はくていしん》名は白招拒《はくしょうきょ》、精を....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
っせいに舟子《かこ》どもがおどり込んで必死と水へもぐり、必死と流れを追って、三方
五方から時を移さず救助を開始いたしましたのに、父先生の神宮清臣と介添え役の小童《....
「運命」より 著者:幸田露伴
道を截らしめ、又|游騎をして樵採を妨げ擾さしむ。何福乃ち営を霊壁に移す。南軍の糧
五方、平安馬歩六万を帥いて之を護り、糧を負うものをして中に居らしむ。燕王壮士万人....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。 信濃、越後等の八百方里内外の面積を有する、それと並び立つ時には、僅かに三十
五方里を有するに過ぎないこの国は哀れなものであります。むしろその小さな方から言っ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
どは内廷からされた。屯食の用意などはお指図を受けて頭中将が皆したのである。親王お
五方、左右の大臣、大納言二人、中納言三人、参議五人、これだけが参列して、御所の殿....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
いるそうじゃないか」 「そうなんですよ。あの翌日、九州の第十四方面軍と大阪の第十
五方面軍の司令官を広島へ呼んで、本土上陸にたいする作戦会議をやっているというんだ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
五千九百二十方マイル、十八万四千百二十四人 (六) タスマニア州、二万六千二百十
五方マイル、十七万二千四百七十五人 合計、二百九十七万四千五百八十一....
「古事記」より 著者:太安万侶
つて囓みに囓んで吹き棄てる息の霧の中からあらわれた神はクマノクスビの命、合わせて
五方《いつかた》の男神が御出現になりました。ここに天照らす大神はスサノヲの命に仰....
「三国志」より 著者:吉川英治
れて、 「では」 と、型の如く承諾した。 次の日。 式場に三重の壇を築き、
五方に旗を立てて、白旄、黄鉞、兵符、印綬などを捧持する諸将の整列する中を、袁紹は....
「三国志」より 著者:吉川英治
満足をもって、 「直ちにその方針をとれ」 と、決定を与えた。 使者はたちまち
五方に急ぎ、魏都の兵府はいまや、異様な緊張を呈した。ただ一|抹のさびしさは、この....