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「五濁悪世〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

五濁悪世の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出家とその弟子」より 著者:倉田百三
終わりに近づいている。 僧一同 (合唱)釈迦牟尼仏能為甚難希有之事。能於娑婆国土五濁悪世、劫濁見濁煩悩濁衆生濁命濁中得阿耨多羅三藐三菩提。為諸衆生説是一切世間難....
親鸞」より 著者:三木清
面性とは空虚な主観性ではなく、かえって最も客観的な肉体的ともいい得る充実である。五濁悪世の衆生の 選択本願信ずれば 不可称不可説不可思議の 功徳は行者の身にみて....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を描いて、世の有縁無縁に頒とうという願いである。 「――お地蔵さまという御仏は、五濁悪世といわれる餓鬼、畜生、魔魅の巷には好んでお降りある普化菩薩だということで....