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五種
「五種〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
五種の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
われている遊戯唄ねんねこ唄その他のものを取り混ぜた。 翻訳するに当たっては四、
五種の童謡集、楽譜等をかれこれ参照した。同一の童謡でもいろいろ歌いくずされたり、....
「蠅」より 著者:海野十三
普通の蠅に見受けるような黴菌を持っていない。極めて黴菌の種類が少い。大抵なら十四
五種は持っているべきを、たった一種しか持っていない。これは大いに不思議です。深窓....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
萩、末の松山の松、実方中将の墓に生うる片葉の薄、野田の玉川の葭、名取りの蓼、この
五種を軸としたもので、今では一年の産額十万円に達していると云う。わたしも松島記念....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
を経過しており、同号の安否はすこぶる憂慮されております。 同号は、非常のときに
五種の救難信号を発するように設備せられていますが、いままでにその一つもつかまらな....
「海底都市」より 著者:海野十三
、ほかにはない特殊のものじゃ」 「煙の出るところが五つもありますね」 「そうだ。
五種類の薬品をつめこんであるのだ。それを適当に蒸発せしめて、或る特殊のリズムで脳....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
げに襟を正して、係官と共に小卓子の側に歩みよった。 「――料理が六種類に、飲科が
五種類だ。サイフォンの中のソーダ水も忘れないで鑑識課へ廻すこと。その外に皿が四つ....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
み込んで差出たがる親仁なんで、まめだって申上げたものですから、仕事はなし、新聞は
五種も見ていらっしゃる沢井の奥様。 内々その予言者だとかいうことを御存じなり、....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ンス卿が証言した。(昨年十二月十八日の所掲) カムミンスの他の自動書記は是迄四
五種ある。其文体は各々相違して居る。又彼の自著小説があるが、是は全く右数種の自動....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
および評論。 張か、あるいはパリにいる谷の友人のところへ金を送ってやって、この
五種のものをなるべく専門家に尋ねていい名著を、できるだけ古本でなるべく多く(もっ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
二種 遊戯に関したる夢 六種 葬祭に関したる夢
五種 この表について考うるに、平常経験したること、および近く経験したること、そ....
「迷信解」より 著者:井上円了
ことを説く前に、五行の大意を述べなければならぬ。 五行とは木、火、土、金、水の
五種にて、その名目は『書経』の中に出てあるけれど、これを一般に吉凶禍福の判断に用....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
には大変誓詞を沢山用います。チベットにおける誓詞の数は私の知って居るだけでも四十
五種もございますが、くだくだしいから略します。次に主人は私のただ今の住所を尋ねた....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
りますから、次に申す雑戸の中に属すべきものではありながら、特に卑しいものとして、
五種の賤民中に置かれることになっております。すなわち陵戸は執る職業が賤しかったか....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
ある。大宝令にはいわゆる五色の賤民として、陵戸、官戸、家人、官|奴婢、私|奴婢の
五種を数えている。しかしその官戸というは、次の家人というと同一種類に属するもので....
「融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
家人と奴婢とには、官に付いたものと、個人に属したものとの二た通りありまして、結局
五種の賤民があったのです。その中で家人と奴婢とは、他の付属として同じく奴隷の身分....