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井堰
「井堰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
井堰の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、まっしぐらに駈け登って行くところを見ると、そこに水門口があります。 一方は
井堰《いぜき》。 ちょうど、山崎の合戦で、羽柴軍と明智軍とが天王山を争うたよう....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
えられて、そこで、烈しい泣き声が、駒井の胸の中にすっかりかき埋められて、それでも
井堰《いせき》を溢るる出水のように、四方にたぎるのを如何《いかん》ともすることが....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
のであるが、これも「さ寝をさ寝てば」などと云っても、不潔を感ぜぬのみならず、河の
井堰の上に立った虹の写象と共に、一種不思議な快いものを感ぜしめる。虹の歌は万葉集....
「郊外」より 著者:国木田独歩
て逃げ出したの。』 二人はしばし黙っていた。水車へ水を取るので橋から少し下流に
井堰がある、そのため水がよどんで細長い池のようになっている、その岸は雑木が茂って....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
薪ざっぽうが、レールの間を流れて、ゴトリゴトリガラガラと、放り落される、と、その
井堰型の粉砕機の中での、たちまちの雑音囂音、大動乱である。 何とすばらしい短時....