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交ゆ
「交ゆ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
交ゆの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
て世に行わる。幻詭猥雑の談に、干戈弓馬の事を挿み、慷慨節義の譚に、神仙縹緲の趣を
交ゆ。西遊記に似て、而も其の誇誕は少しく遜り、水滸伝に近くして、而も其の豪快は及....
「馬地獄」より 著者:織田作之助
るのだろう。橋の近くにある倉庫会社に勤めていて、朝夕の出退時間はむろん、仕事が外
交ゆえ、何度も会社と訪問先の間を往復する。その都度せかせかとこの橋を渡らねばなら....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
何度も立ちもどっていった。祖父は彼を知っていた。かつてはも少しで彼と矛《ほこ》を
交ゆるところだった。しかし祖父は敵の偉さをも認めることができた。幾度となくそれを....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
れば大に消化を良くす。何の料理にも本式は多く白身を釈きて泡となしその上にて黄身と
交ゆるなり。 ○オートミルは弐斤入一鑵四十五銭、四斤入七十五銭なり。 ○チョコレ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
ち、各国の大学はもちろん中学小学に至るまで、みなその国固有の学をもって基本とし、
交ゆるに他邦の学のこれと関係を有するものをもってす。その国の学を保護し愛重するこ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、満身ためにうるおう。少憩の後、郵船会社支店長松平市三郎氏を訪い、杯をふくみ話を
交ゆること約一時間にして、領事館に移り、総領事代理瀬川浅之進氏に面会す。五時乗船....