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交戦
「交戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
交戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さようなら」より 著者:田中英光
がする。(さようなら。見知らぬ中国人よ、永久にさようなら) ぼくは共産八路軍と
交戦し、勇敢な十四、五の少年の中国兵を捕えたことがある。精悍《せいかん》な風貌を....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
との見解は十分に検討されなければならない。 如何なる時、如何なる所に於ても、両
交戦国の戦争力に甚だしい懸隔があるときは持久戦争とはならないのは、もちろんであり....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
お互の国の名誉と権益のために、往復文書には、強い意識が盛られていった。 その外
交戦の直ぐ裏では、日米両国の戦備が、驚くべき速度と量と形とに於て、進められて行っ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
入し来り、その飛行機は満州及朝鮮に入り分散銃撃を加えた。わが軍は目下自衛のため、
交戦中なり」とラジオ放送が伝えた。 ああ久しいかな懸案状態の日ソ関係、遂に此処....
「川中島合戦」より 著者:菊池寛
違いである。 甲越二将が、手切れとなったのは、天文二十二年で、爾来二十六年間の
交戦状態に於て、川中島に於ける
交戦は数回あったが、其の主なるものは、弘治元年七月....
「賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
湛遠慮の存する処であるのを、勝家は悟らなかった。危機を孕んだままに、勝家秀吉の外
交戦は、秀吉の勝利に終ったが、収まらぬのは勝家の気持である。直後秀吉暗殺の謀計が....
「鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
一万足らずであったであろう。 幕軍は、伏見鳥羽の両道より進んだ。まだ、ハッキリ
交戦状態でないのだから、威圧的に関門を突破して京都へ入るつもりであったのかも知れ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
景は半蔵の眼前にもちらついた。武田耕雲斎の同勢が軍装で中仙道を通過し、沿道各所に
交戦し、追い追い西上するとのうわさがやかましく京都へ伝えられた時、それを自身に関....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
いる。而もそれは女性の母性の保護の下にである。ヨーロッパ大戦に於てはヨーロッパの
交戦国の女性は、男性の手不足のために生産労働にかり出されたが、併し狡兎死して走狗....
「東京要塞」より 著者:海野十三
活溌であって、或る物識りの故老の言葉を借りると、欧洲大戦当時、ロンドンにおける外
交戦の多彩活況も、これには遠くおよばないそうである。 中でも、国民の注目を一番....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
にルイ十六世はアメリカ合衆国を承認し、その支援に軍隊と艦隊とを送って、イギリスと
交戦状態に入った。その状態は一七八三年まで続いていたのである。 大洋がいつかはそ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
る場合に用いますとその歌は兇器となりその人は大悪人とならざるを得ない。もしこれを
交戦の場合に用いますればその人は大忠臣となり、いわゆる国家なる一集合体を利益する....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
旨より起これりという。第二は、電車の車掌の多数は女子なること。これ、先年ペルーと
交戦せしとき、男子はすべて出征したりしに起因すという。また、停車場にて食品を売る....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
しては、永久にこれを放棄する」これがためには陸海空軍一切の戦力は保有しない、国の
交戦権は行使しないと決定をしたのであります。この決定によって、日本は再軍備はでき....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
の困難なるを示し、欧州大戦は遂に持久戦争に陥り、タンク、毒ガス等の使用により、各
交戦国は極力この苦境より脱出せんと努力せるも、目的を達せずして戦争を終れり。 五....