交響楽団[語句情報] » 交響楽団

「交響楽団〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

交響楽団の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜の若葉」より 著者:宮本百合子
を率直な表情にあらわして、桃子は順助がこっちを振向くのを待った。学校時代からこの交響楽団の演奏会だけは来ている従妹の席を、やはり音楽好きの順助はよく知っているの....
風知草」より 著者:宮本百合子
「まあ、ようこそ!」 覚えず片手をさし出した。太平洋戦争がはじまる前まで、新交響楽団の定期演奏会は前売切符を会員に送った。その時分にひろ子もよくききにゆき、....
現実の道」より 著者:宮本百合子
際ではこの点が将に重大な意味をもっている。これは否めない事実です。 たとえば新交響楽団の演奏会のおりおり、ハープの弾奏者として舞台に現れる加藤泰通子夫人があり....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
としている。 純音楽 日本の指導的なオーケストラは二〇年の歴史を持っている日本交響楽団がある。このオーケストラは一二〇人の楽団員をもち三人の日本人指揮者によっ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
映画を見に行こうかと思っていたのでしたが、家の中をコトコト動いていたので駄目。新交響楽団のベートウベンをずっときいているのですが、今度はパスをくれそうです。そう....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
う家に住む土豪にあって彫《きざ》まれたものではなかったのですからね。 SUが新交響楽団のキカン誌『フィルハーモニー』の編輯の仕事に入りたい希望でいることは、こ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ね。 こういういろんなことを考えると、勉強したくなりますね。 きょうは、夜新交響楽団の音楽をききに寿江子と出かけます。 寿江子も今気候の故ですこし工合わる....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ん、というのなら、話はわかる。演劇演奏開始後の入場おことわり、という高級な劇団や交響楽団は日本にも在ったが、一時間前までに席についとれというのは、どういうコンタ....
運命のSOS」より 著者:牧逸馬
語るに充分な証拠だ。初めて真剣な恐怖が人々の上に来た。 右舷の甲板に、乗組みの交響楽団員が集まって、あの、タイタニックの難船で一層有名になった讃美歌の葬曲、「....
イプセン百年祭講演」より 著者:久保栄
目を「ペエル・ギュント」と搗き変え、これを三演出家の共同演出のもとに、近衛氏の新交響楽団と岩村舞踊研究所の援助を得て、演劇と音楽と舞踊との綜合的なブリリアントな....