人付き[語句情報] »
人付き
「人付き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
人付きの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
どもこちらへ来たのである。紫夫人もこのついでに中宮へお目にかかった。中宮付き、夫
人付き、姫君付きの盛装した女房のすわっているのが数も知れぬほどに見えた。裳を付け....
「源氏物語」より 著者:紫式部
が六条院でもあることになっていたが、導師の来るのが遅くなって、日が暮れてから各夫
人付きの童女たちが見物のために南の町へ送られてきて、それぞれ変わった布施が夫人た....
「源氏物語」より 著者:紫式部
た。この人たちは若いころに院の御愛人であったが、須磨へおいでになった留守中から夫
人付きになっていて、皆女王を愛していた。他の夫人の中には、どんなお気持ちがなさる....
「源氏物語」より 著者:紫式部
乗っていた。それには古い知り合いの女御の乳母が陪乗したのである。女房たちの車は夫
人付きの者のが五台、女御のが五台、明石夫人に属したのが三台で、それぞれに違った派....
「モルガンお雪」より 著者:長谷川時雨
っているところにお雪は平安に暮してはいる。しかし、日本人ぎらいの名がたつと、誰一
人付きあったというものがない。 マロニエの若葉に細かい陽光の雨がそそいでいるあ....
「山椒魚」より 著者:岡本綺堂
籠屋の門口を出た。連れの女学生一人と、東京から引き取りに来た男三人と、宿の者も二
人付き添って、町はずれの方へ無言でたどって行った。学生二人も少しおくれて、やはり....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
すと、武者はうなずいて馬に一鞭あてた。つづいて十騎二十騎、あとには徒の者も七八十
人付き添って、あき草の中を泳いで通った。 「もうよい。みな行き過ぎてしもうた。」....
「なりひら小僧」より 著者:山中貞雄
行く。後追って半狂乱の君江と長七が出て来る。 其処へ一丁の乗物が着く。 侍二
人付き添って甲の侍が君江に、 T「雲霧主膳様からのお迎えで御座る」 ヘッと長七....