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「人外境〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

人外境の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
ーベル」、「間一髪」、原抱一庵の「女探偵」、徳冨蘆花の「外交奇譚」、黒岩涙香の「人外境」等。 では、何故、当時探偵小説が一般に喜ばれたのであろうか、と云うと、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
山奥の谷底の一村、しかも、誰も知らない村、たまたま知っている者は、畜生谷なんぞと人外境のように呼びかけて辱《はずか》しめている村、全村あげて悲しむとも、それに同....
南極の怪事」より 著者:押川春浪
。 この船は元来真珠取船にて、アフリカの西岸に沿い、南太平洋を渡って、ほとんど人外境とも云うべき南方に向うものなれば、旅客や貨物を載すべきものにあらず、しかる....
昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
う? 清少年と※代《あきよ》さんは、思わずよりそって、手をとりあった。 この人外境に火の光が見えるッ。――鬼の火か? 又は蛮人の焚《た》くかがり火か? 「怪....
私本太平記」より 著者:吉川英治
「その賀名生と申す地は、まったく猿しか住まぬような山奥の極みでおざる。さような人外境より、俄に再起をはかるなどは、もはや思いもよらぬこと。されば吉野朝廷の名も....