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什宝
「什宝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
什宝の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
ごとし。しかるに、今むやみに合祀を励行し、その跡を大急ぎに滅尽し、古蹟、古文書、
什宝、ややもすれば精査を経ずに散佚亡失するようでは、わが邦が古いというばかりで古....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
安の大声。 三 田丸主水正は、必死につづけて、 「御承知でもござろうが、日光|
什宝《じゅうほう》のうち、まずその筆頭にあげられるのは、本坊輪王寺に納めある開山....
「仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
ず、で、呆然としたのであった。 「代々の将軍家より当田安家に対し下し賜わった名器
什宝を、盗み出した盗人こそ、そこに居る腰元八重なのじゃ!」 驚かない主税をもど....
「三国志」より 著者:吉川英治
将軍をお送りしてゆけ」 と、いいつけ、綾羅百匹、錦繍五十匹、金銀の器物、珠玉の
什宝など、馬につけて贈らせた。 だが、関羽の眼には、珠玉も金銀も、瓦のようなも....
「山の人生」より 著者:柳田国男
、むしろ意味ありげに語り伝えるのが普通であった。会津の或る寺でも守鶴西堂の天目を
什宝とし、稀有の長寿を説くこと常陸坊海尊同様であったが、その守鶴もやはり何かのつ....