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仁恵
「仁恵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仁恵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「政談月の鏡」より 著者:三遊亭円朝
先《ま》ず重罪なるものは罪を軽《かろ》くいたすようなお情深いお奉行で余程お調べに
仁恵《じんけい》がありました事でございます、其の中でも吉田監物《よしだけんもつ》....
「自転車日記」より 著者:夏目漱石
ても人の笑わないようなところに願いたい」と降参人ながらいろいろな条件を提出する、
仁恵なる監督官は余が衷情《ちゅうじょう》を憐《あわれ》んで「クラパム・コンモン」....
「教育の目的」より 著者:福沢諭吉
かるものより外ならず。しかのみならず、この法外の輩が、たがいにその貧困を救助して
仁恵を施し、その盗みたる銭物を分つに公平の義を主とし、その先輩の巨魁《きょかい》....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
所と用ゆべからざる場所とを区別すること緊要なるのみ。世の学者、経済の公論に酔いて
仁恵の私徳を忘るるなかれ。 十五編 事物を疑いて取捨を断ずること 信の世界に....
「霊的本能主義」より 著者:和辻哲郎
取れどその根本は真義愛荘に啓示を得て物質を超越し霊的人生に執着するにある。勇気、
仁恵、礼譲、真誠、忠義、克己、これすべてこの執着の現象である。ただ末世に至って真....