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「仁明天皇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仁明天皇の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
斯道の開祖として仰がれている。ことしは天保九年で、今から逆算すると九百九十年前は仁明天皇の嘉祥元年、すなわちかの浜主が宮中に笛を奏したという承和十二年から四年目....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
祖を申せとある時、はじめて国許を仔細に探ると、人皇《にんのう》五十三代のみかど、仁明天皇の第二の皇子、深草の天皇の御子、二位の中将と申す人、信濃へ流されて……と....
颱風雑俎」より 著者:寺田寅彦
見当ちがいの地点に吹きよせられたりしている。これは立派な颱風であったらしい。また仁明天皇の御代に僧|真済が唐に渡る航海中に船が難破し、やっと筏に駕して漂流二十三....
法然行伝」より 著者:中里介山
った。天台大師の子供の時分の行状によく似ている。 父の時国の先祖をたずねると、仁明天皇《にんみょうてんのう》の御後、西三条右大臣(光公)の後胤式部太郎|源《み....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
思想がだんだん起って参りまして、これを扱うものは穢れたものという事になりました。仁明天皇の頃に、京都の鴨川の上流で鹿を狩るものがあって、これを屠る血が流れて、賀....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
か。中について島の地は、鴨の川原と共にその以前からも庶民の墓地であったと見えて、仁明天皇承和九年十月に、「左右京職・東西悲田に勅し、並びに料物を給して、島田及び....