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仁淀川
「仁淀川〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仁淀川の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八人みさきの話」より 著者:田中貢太郎
直の後を継いで佐川を領していたが、大仏殿建立の用材を献上した時、元親の命を受けて
仁淀川の磧で、その材木の監督をしていたところに、左京之進親実が数人の者と狩に来た....
「土佐の地名」より 著者:寺田寅彦
るのは普通だからこれは同じものらしい。 仁淀 坪井博士はチャム語「ニオト」塩魚。
仁淀川と塩魚は縁が薄いが材木とは縁が深い。 越知 「オチ」は水の渦を巻く義。 手....
「四国遍路日記」より 著者:種田山頭火
行を追いぬいたのは恥ずかしかった、すまなかったと思う)、銭三十四銭米六合戴いた、
仁淀川橋、土佐紙などが印象された。 とっぷり暮れて越智町に入ったが、どの宿屋でも....
「桑の虫と小伜」より 著者:佐藤垢石
供をさせている。昨年の夏は、大井川から天龍川へ、京の加茂川の上流へ。四国へ渡って
仁淀川、新荘川、吉野川へ。さらに、紀州の熊野へ入って熊野川の日足で、一ヵ月を鮎の....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
めた。 雨村の病気は、予想したよりも早く快方に赴いた。佐川町から六、七里離れた
仁淀川の中流にある謙井田の集落へ、雨村と私と伜と三人で、竿をかついで行ったのであ....
「水面に浮んだ女」より 著者:田中貢太郎
がそれに添うて来た。雨と風は次第に強くなるばかりであった。高岡町の傍を流れている
仁淀川は、忽ち汎濫して両岸の堤防が危険になって来た。半鐘の音はその暴風雨の中にき....