今古[語句情報] » 今古

「今古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

今古の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「毛利先生」より 著者:芥川竜之介
んだ気は、外に下りている靄《もや》のように、容易な事では晴れそうもない。と云って今古本屋から買って来たのは、字の細《こまか》い哲学の書物だから、ここでは折角の名....
「或る女」より 著者:有島武郎
いうだけいわせてみよう、そう思って今度は岡のほうに目をやった。 「岡さん。あなた今古藤さんのおっしゃる事をすっかりお聞きになっていてくださいましたわね。あなたは....
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
の出版元二三へ談判をした、それが面白い 「我々が一円で配付したのと同じ新本が、昨今古本屋の店に一冊四十銭内外の正札付でならべられて居る、それでお客様から苦情を持....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
前に電車はなかった筈だと云う支倉の言葉にはっと驚いた。 読者諸君よ。 支倉が今古我判事に訊問されているのは、大正六年五月の事である。（不思議にも今から丁度十....
「歌麿懺悔」より 著者:邦枝完二
、やたらに顔の汗を擦っていた。 歌麿は「青楼十二｜時」この方、版下を彫らせては今古の名人とゆるしていた竹河岸の毛彫安が、森治から出した「蚊帳の男女」を彫ったの....
「天狗外伝　斬られの仙太」より 著者:三好十郎
（と瓦版の二、三十枚を掴んで、観客席へ向ってパッと雲のように投げる）それつらつら今古の治乱を考うに、だ、治まる時は乱に入り、乱極まれば治に入るとかや、一乱一静は....