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「今野大力〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

今野大力の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一九三二年の春」より 著者:宮本百合子
に一つ見馴れた顔を認め、わたしの目は大きくひろがった。文化連盟出版所の忠実な同志今野大力が来ている。角を曲りながら小声で、 「きょう?」 と訊いたら、今野は暗い....
刻々」より 著者:宮本百合子
た。弁当から二尺と隔らないところに看守の泥靴がある。 保護室があいた。見ると、今野大力が洋服のまま、体を左右にふるような歩きつきで出て来、こっちへ向って色の悪....
ますます確りやりましょう」より 著者:宮本百合子
とがあります。それは四月まで『働く婦人』編輯事務員として全力をつくし活動した同志今野大力が現在白テロに倒れ、危篤の有様で慶応病院に入院していることです。五月号『....
譲原昌子さんについて」より 著者:宮本百合子
なはだしかった。 無名戦士の墓には、わたしにとって忘れられないひとびとがいる。今野大力、今村恒夫、本庄陸男、黒島伝治など。とくに今野大力と今村恒夫は、一九三〇....
あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」より 著者:宮本百合子
でもある。無産階級文学運動の中にもこの対立がはげしく反映した。江口渙、壺井繁治、今野大力などアナーキストであった作家詩人が、次第に共産主義に接近しつつあった。無....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
お目にかかりにゆきます。何か特別な支障のない限り。 詩人――プロレタリア詩人、今野大力。『戦旗』とプロレタリア文化連盟関係の出版物編輯発行のために献身的な努力....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ぶ 夜 10.00 六・七 十八日 朝 7.15 五・六 詩人の細君――今野大力の妻。 九月十八日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕 九月....