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「介立〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

介立の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
牛肉と馬鈴薯」より 著者:国木田独歩
古び果てた習慣《カストム》の圧力から脱《の》がれて、驚異の念を以てこの宇宙に俯仰介立《ふぎょうかいりつ》したいのです。その結果がビフテキ主義となろうが、馬鈴薯《....
道楽と職業」より 著者:夏目漱石
御承知の事であるが、まあ物のついでだから一言それに触れておきましょう。すでに個々介立の弊が相互の知識の欠乏と同情の稀薄《きはく》から起ったとすれば、我々は自分の....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
たし、一方よりは理学者、哲学者より、これ真理にあらずの駁論を招き、孤軍両敵の間に介立し、四面援声をなすものを見ず。その欧米諸州に振るわざるは誠に理あり。 非国....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
路にそいて樹立するを見るのみ。港湾は弓形をなす。所吟、左のごとし。 一帯沙原結、介立大西鯨浪間。 (一帯の砂原が左右の山をむすび、人家が断続して弓のごとき湾の水....