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「仏器〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仏器の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
少年時代」より 著者:幸田露伴
どうしてどうして少なくないので、先ず此処で数えて見れば、腰高が大神宮様へ二つ、お仏器が荒神様へ一つ、鬼子母神様と摩利支天様とへ各一つ宛、御祖師様へ五つ、家廟へは....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
もの》の具や、日朝上人《にっちょうさま》のお厨子《ずし》やら、種々《さまざま》な仏器が飾ってある。 おしょさんは、その部屋の、真中の柱に、長い柱鏡のかかってい....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ういう尊いラマが俗人の頭に手を着けるということが出来ないから、そこで采配のような仏器を拵えてその器で頭をさすってやるのが按法器礼であります。ちょっと見ると頭をぶ....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
左の種類あり。 木像 三十種 金像 三種 陶像 三種 画像 三種 その他仏器・仏具・経文 西洋には近年大いに東洋学を研究すること流行し、これに関する書....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
。店の裏にはすぐ仕事場が続きます。概して置物類は面白くありませんが、火鉢や湯釜や仏器などの実用品には見るべきものが色々あります。中でも男釜、女釜など呼ぶ立派な形....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
滝夜叉姫の櫛”なんてものが見えたが、これは、ちといけない。他の――平安朝期の鍍金仏器、永正古図、薬師後背仏、永享七年銘の鉄鉢、磐梯明神田植絵巻などという奈良京都....
性に眼覚める頃」より 著者:室生犀星
あの小さい姉とこの地蔵尊のお祭りしたことも、いつも、そのころ建てた流れ旗や三宝や仏器が今もこの堂宇に納っているのを見ると、私が寺院に貰われて来たことにも、みな深....