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「仏寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仏寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
らない其の時代の人々は、ひたすら神仏の救いを祈るのほかは無いので、いずこの神社も仏寺も参詣人が群集して、ふだんは比較的にさびしい小日向の氷川神社にも、この頃は時....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
き討は許可された。しかし表向きに暇をやることはならぬ、兄の遺骨を郷里へ送る途中で仏寺に参詣し、または親戚のもとへ立ち寄ることは苦しからずというのであった。つまり....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
その夢をみた翌日にはかならず雨が降るので、僧も怪しんでそれを諸人に語ると、清浄の仏寺に龍が宿るというのは、さもありそうなことである。そのしるしとして、仏殿の軒に....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
次第に皇室を離れて、ことごとく武士の威力の前に屈服するようになった。今はこの国に仏寺も多く、御朱印といい諸大名の寄付といって、寺領となっている土地も広大なものだ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
殺生のわざをやめることにした。彼は網や罠のたぐいを焚いてしまって、その児を連れて仏寺に参詣した。寺に呂という僧があった。年は四十ばかりで、人柄も行儀も正しそうに....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
らが大和飛鳥へ進出以前の首府としていたヒダの古京にもヒダのタクミの手になる宮殿も仏寺も（すでに仏寺もあった筈です）したがって日本最古の仏像もあったに相違ないので....
「経帷子の秘密」より 著者:岡本綺堂
見るのを楽しみに安閑とその日を送ってはいられなかった。かれは日ごろ信心する神社や仏寺に参詣して、娘の無事出産を祈るのは勿論、まだ見ぬ孫の息災延命をひたすらに願っ....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
んでいた、そういう一途な思いつめたものを考えさせます。先生がたまたま通りがかりの仏寺の読経をきいて黙祷した。と、仏寺の主婦が現れて茶に誘ったという。それを菊乃さ....
「かたき討雑感」より 著者:岡本綺堂
ことを許された。内藤家の藩地は日向の延岡であるが、その帰国の途中、高野山その他の仏寺を遍歴参拝することは苦しからずということであった。要するに仏事参拝にかこつけ....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
東の欝陶黙止難しといえども、義経はすでに誅せられ、ことに今年は造大神宮の上棟、大仏寺の造営等、種々の差障りあるのゆえをもって依然としてお許しがなく、せめては本年....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
っていしかと責めては後にて弔われん、一度はどうせ捨つる身の捨て処よし捨て時よし、仏寺を汚すは恐れあれどわが建てしもの壊れしならばその場を一歩立ち去り得べきや、諸....
「大力物語」より 著者:菊池寛
に仁和寺の別当をも兼ねていた。別当というのは、検非違使の長官をも云うのだが、神社仏寺の事務総長をも云うのである。ある時仁和寺が修理工事を始めていた頃の話である。....
「牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
鼓、旦那場、稲場の売買譲与質入等に関するものがある。「太鼓」とは或る町村内の神社仏寺の太鼓張かえの権利、旦那場とは或る町村内住民の受持ちの権利（俗にモチという、....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
場所の称である。春坊・教坊・内坊・酒坊・茗坊など、その用例ははなはだ多い。中にも仏寺にあって僧坊の名は、頻繁に繰り返されて、もっとも耳目に近しくなっている。かく....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
語が掲載されている。それを参考までに大略申述べるとこんな事である。 （一）、「千仏寺胡同、この北京の北城の辺こそ、我ら日本人が誇りとしてよい地区なのである。 ....