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仕分け
「仕分け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕分けの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
、空也上人が牢舎の囚人二十一人を申し受けて、七乞食、八乞食、六道の者というものを
仕分け、掟を長吏に預けて、国々に置いたとある。いわゆる七乞食とは、猿引・編木師・....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の合印である。尾州藩関係の書類、木曾下四宿に連帯責任のある書付なぞになると、この
仕分けがまた容易でなかった。いかに言っても、会所や問屋場は半分引っ越しの騒ぎだ。....
「科学論」より 著者:戸坂潤
識論側のもので、どれがもっと抽象的一般的な所謂論理学の側のものかは、そう簡単には
仕分け出来ない事情にあるので、実際言葉としては二つの間に何も根本的な区別はなかっ....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
チマチなものではなく、仮にその間に大きな区別があった場合にも、結局幾群かの類別に
仕分け出来るのであって、従ってそれに基き又それのためにする処の世界直観=世界観は....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
主と、夫と、親と、大将と大将の中へ挟まって、義理と人情と、功名と恩愛とを身一つに
仕分けなくっちゃならねえ、そのくせこうといってパッとした見せ場もなく、ふまえて行....
「マダム貞奴」より 著者:長谷川時雨
も偲《しの》ばれると言った。それでも芝居の楽《らく》の日に、興行中に贈られた花の
仕分けなどして、片づいて空《から》になった部屋に、帰ろうともせず茫然《ぼうぜん》....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
木曽に大きな山火事があり、山崎屋の山が五日五晩燃えつづけてそっくり灰になり問屋の
仕分けも出来かねるようになったので、店をしめて長崎へ行って唐木《からき》の貿易で....