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仕形
「仕形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕形の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
地声で甲走った。が、それでも、ぞろぞろぞろぞろと口で言い言い三人、指二本で掻込む
仕形。 「頭、……御町内様も御苦労様でございます。お捜しなさいますのは、お子供衆....
「紅玉」より 著者:泉鏡花
形に見えたんだもの。 画工 ははあ、凧か。(背負ってる絵を見る)むむ、そこで、(
仕形しつつ)とやって面白がっていたんだな。処で、俺がこう近くに来たから、怒られや....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
工夫に工夫した下絵図、腰屋根の地割りだけなもあり、平地割りだけなのもあり、初重の
仕形だけのもあり、二手先または三手先、出し組ばかりなるもあり、雲形波形|唐草生類....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
に、未熟ゆえ指図してくれろと御申し故、侍の組打ちは勝つと斯様《かよう》のものだと
仕形をして見せたのだ、言い分はあるまいと言ったが、御尤《ごもっと》も、一声もござ....