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「仕掛物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

仕掛物の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て、畳の上を荒々しく踏み鳴らしました。 甚三郎が畳の上を踏み鳴らすとちょうど、仕掛物でもあるかのように、それといくらも隔たってはいないところの、囲炉裏《いろり....
江戸か東京か」より 著者:淡島寒月
るという興行物がありました。また戊辰戦争の後には、世の中が惨忍な事を好んだから、仕掛物と称した怪談見世物が大流行で、小屋の内へ入ると薄暗くしてあって、人が俯向い....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
とばかり、ずっと壁際の方に身を寄せてしまいました。 壁際に身を引きずると共に、仕掛物ででもあるように、さきに投げ出した大小も、同じようについて行ったのみならず....
殺人迷路」より 著者:夢野久作
ク、六九と口の中でくり返しながら……。 ――本朝桜蔭比事。巻の四。第七章――「仕掛物は水になす桂川」 昔、京都の町が静かで、人々が珍らしい話を聞き度がってい....