仕直す[語句情報] »
仕直す
「仕直す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕直すの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
た。しかし今の場合知らぬ屋敷へ奉公易《ほうこうが》えをして入らぬ気兼《きがね》を
仕直すより、甥の厄介になる方がましだと思ったのだろう。それにしても早くうちを持て....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
安がスッカリ掃除を終わった時、利休は、 「まだ十分でない」 といって、もう一度
仕直すように命じたのです。いやいやながらも二時あまりもかかって、紹安は、改めてて....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
兵作は、これでお銀様への御挨拶は済んだという気持で、再び穴の中へ下りて頬かむりを
仕直すと共に、カチカチと鍬の音を立てはじめました。 お銀様は、じっと立って、そ....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
作になってから長くって、折角片付いてもまた御意に入りませんで、又|打毀して新規に
仕直すなどいう仕儀で、誠に私もじれッたくって、漸くまア此の位出来ましたが、又材木....
「悪因縁の怨」より 著者:江見水蔭
驚して見ると、それはお玉。 「まアお玉さん、聴いていたかい。まア能く三人で相談を
仕直すから、こちらへお出で」と、嬶さんが云うのも肯かず、そのまま走り出した。 「....
「バットクラス」より 著者:岡本かの子
ン式の古い建築だが、客間と食堂と彼女の居間だけは現代式に改造した。その余の造作を
仕直す事は許され無い。保険会社の評価係の技師が、 「これほどの由緒ある建築にあま....