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仕立て物
「仕立て物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕立て物の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黴」より 著者:徳田秋声
女に、お銀は近ごろ思いがけなく途中で邂逅してから、手の利くその女のところへ、時々
仕立て物を頼みなどしていることは、笹村も見て知っていた。その女は今は近所に住んで....
「女の一生」より 著者:森本薫
叔父さまの身の回りのお世話はみんな私とお姉さまにかかってくるんですからね。早くお
仕立て物から解放していただきたいと思うわ。 章介 仕立物とアジアの形勢か。どうも....
「源氏物語」より 著者:紫式部
王はさすがにおかしそうに笑った。 「醍醐の阿闍梨さんの世話に手がかかりましてね、
仕立て物が間に合いませんでした上に、毛皮なども借りられてしまいまして寒いのですよ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
思うかもしれぬと知った心から、 「昔のことは皆忘れていましたけれども、こうしたお
仕立て物などをなさいますのを見ますとなんだか悲しい気になるのですよ」 とおおよ....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
りの部屋に女房がいた。昔はさこそと思われる、今も美しい病妻であった。これも内職の
仕立て物――賃仕事にいそしんでいた。 ふと女房は手を止めた。そうして凝然と見詰....