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仕込み杖
「仕込み杖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
仕込み杖の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
に喜ばれたのであろうか、と云うと、憶うに当時は、尚自由民権の叫ばれた直後であり、
仕込み杖の横行した時代であったが故に、自然一般の空気がかかる風潮に影響されていて....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
ている、星影土右衛門という月代《さかゆき》のたった凄《すご》い男が、六部の姿で、
仕込み杖《づえ》をぬきかけている姿をおもいだし、大きな木魚面の、デコボコ頭の、チ....
「ステッキ」より 著者:寺田寅彦
子供の時分に自由党のけんかの頻繁であったころは鍬の柄をかつぎ回ったりまたいわゆる
仕込み杖という物騒なステッキを持ち歩くことが流行して、ついには子供用のおもちゃの....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ルフェーラックは自分の場所としておいたアンジョーラの傍の舗石《しきいし》の上に、
仕込み杖《づえ》や銃や二梃《にちょう》の騎馬用ピストルや一梃のポケット・ピストル....