付属[語句情報] » 付属

「付属〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

付属の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
勲章を貰う話」より 著者:菊池寛
らの頭上に続けざま十二、三回破裂して、彼らの三分の一を奪ってしまった。 大隊に付属している三門の機関銃が、敵に対して、弱い、しかしながら緊張した反抗を始めたの....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
木の方ですよ」 徳川家の御鷹所は千駄木と雑司ヶ谷の二カ所にある。鳥さしはそれに付属する餌取りという役で毎日市中や市外をめぐって、鷹の餌にする小雀を捕ってあるく....
茶の本」より 著者:岡倉覚三
ができる。それは実のところたかの知れた倫理学を花や音楽で清めたもの。教会からその付属物を取り去ってみよ、あとに何が残るか。しかしトラスト(二〇)は不思議なほど繁....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
びしいけれどもまことに身も心も軽々としたいい心持ちのものであつた。 いつさいの付属品と装飾を取り去られたのちの正味掛け値なしの自分の姿を冷静に評価する機会を持....
」より 著者:犬田卯
て六百何十円――約七百円近く集まった金は一銭の剰余も不足もなく金ピカの大礼服及び付属品|一切代として決算せられたのである。柳原ものではあるまいかと思われるような....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
る者が多いようです。そのボェトン駅には郵便局もあれば天主教の会堂もありその会堂に付属した貧民学校もある。なかなか盛んな駅である。その郵便局の下の方まで私共が来ま....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
徒相会するなり。毎半年に中会議あり、毎四季に小会議あり。この小中両会議は大会議に付属するものなり。ゆえに、一宗統轄の中心は大会議にあり。大会議には年々大統領を選....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
も、実際は中学教員養成所たり。教師は半数チリ人にして、半数はドイツ人なり。これに付属して、中学校および心理実験部あり。この大学在学生総数約二百人、そのうち三分の....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
言うように、『富むことは盗ることなり』と解することは出来ない。私の家は私の身体の付属物であって、決して泥棒によって出来たものではありません」 「脱線! 脱線! ....
エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
る。そこで京都の大きな官署を始め、有力なる社寺にも、大きな町村にも、大抵はこれを付属せしめて置いた。ことに戦国時代、各地に小城主が割拠した頃にあっては、武具の調....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
後に述べますが、普通は餌取から起ったと云っております。しかるに餌取はもと主鷹司に付属した雑戸でありまして、そうどこにでもあるものでありませんが、彼らは屠殺をなす....
特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
が、大体に減少の傾きのあった事は疑われぬ。もっとも右の数は、公家・堂上並びにその付属家人・使用人、武家・寺社・エタ・非人等の人々を除外したもので、普通には徳川時....
エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
師の掃除人等がサンジョの名を得た事は、別項「産所考」に説いておいた。これらの官署付属の余戸は、朝廷の紀綱が弛んで、官署頽廃に帰するに及んで、自然その職を失い、主....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
。しかしながら彼らの取った職業の中で、最も注意すべきものは、社寺或いは村落都邑に付属して、その警察事務を受け持ち、その安寧を保障する事であった。盗賊の番、火の番....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
師も、ただに一定の日に禁裏へ出て千秋万歳や曲舞を奏するばかりでなく、やはり禁廷に付属して、お庭のお掃除や、市内の警固などを担当し、兼ねて種々の雑職に従事していた....