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「付記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

付記の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水の三日」より 著者:芥川竜之介
光栄を失したのを悲しむ。幾多の諸君が、熱心に執筆の労をとってくださったのは、特に付記して、前後六百枚のはがきの、このために費されたのが、けっして偶然でないという....
本州横断 癇癪徒歩旅行」より 著者:押川春浪
愉快であったが、思えば初めから終りまで癪《しゃく》の種も尽きぬ旅行であったわい。付記。吾輩の今回の旅行はこれで終ったが、横断隊は勇気|勃々《ぼつぼつ》として突貫....
モルグ街の殺人事件」より 著者:佐々木直次郎
証人を呼び出して取り調べたが、なんの得るところもなかったこと、を報じた。しかし、付記として、アドルフ・ル・ボンが、既報の事実以上になにも有罪とすべきところがない....
街頭から見た新東京の裏面」より 著者:杉山萠円
あれだけ猛烈な勢で建てられたバラックが、目下の不景気で増加の度をゆるめている事を付記しておく。 日本人の頭の悲哀 一口にバラックと云っても、その中にいろんな階....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
の可能性/無限の概念に関する哲学上並びに科学上の原理の比較/観念の自然淘汰 訳者付記 人名索引 先年私がスウェーデンの読者界のために著した一書『宇宙の成立』(....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
少しばかり御無礼した味わいじゃ、坊主々々、ここらで一つねじ切ったらよかろうぞ!」付記 ぐずり松平について。 退屈男の第五話に見えるぐずり松平の事実は、隠れたる逸....
映画芸術」より 著者:寺田寅彦
に手を着けたであろう」とだれかが言っているのは真に所由のあることと思われる。 (付記) 紙数に制限のあるために省略した項目の中にはたとえば「字幕」の問題や、映写....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
である。終わりに臨んであなたの生命の真実なる発展をいのる。 (一九一三・六・五)付記。自分はこの文章に対してY君から一つの手紙を受け取った。それは本当にキリスト....
紅毛傾城」より 著者:小栗虫太郎
氏の寄贈になるものであった。 で、そのうちの一冊は、書名を『捕鯨行銅版画集、|付記、捕鯨略史』という、一八六六年の版、ジェー・アール・ブラウンという人の著書で....
戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
できたのである。 最近、私は次のような手紙を連盟の某氏にあてて差し出したことを付記しておく。 「前略、小生は先般自由映画人集団加入の御勧誘を受けた際、形式的に....
少年連盟」より 著者:佐藤紅緑
礼賛したいと思います」 ……………………………………………………………………付記 名犬フハンは、いたるところ市民のごちそうを受け、そのために一時は腸をわずら....
越後の闘牛」より 著者:佐藤垢石
、自ら古志の国へ旅して二十村郷の闘牛を見物したのではない、と、自ら八犬伝のうちに付記している。これは、随筆北越雪譜の著者南魚沼郡塩沢の里長鈴木牧之から庚辰三月二....
妖怪学」より 著者:井上円了
哲学会雑誌』にのせて世に公にせるも、左にその一部分を抜粋節略し、かつこれに説明を付記すべし。 縁起、マジナイの類は、今日少しく学問あり、知識あり、事理を解する....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
い両三名の人に、全体の文を読んでもらいたいと思うからです。雑誌へは削除した旨を、付記しておいて下さい。片輪のものを完全のものとして評されることは苦痛でございます....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
ホンコンを抜錨す。左に、カントンおよびホンコン市街にて目に触れたる迷信の二、三を付記すべし。シナ人は営利の念強く、福を祈ることはなはだし。街路に往々、福徳祠と名....