代八[語句情報] » 代八

「代八〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

代八の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
は九月中はいると言っていました。四校生は飯をたき、私は弁当でしたが、同じように薪代八拾銭を取られました、皆で山や熊の話等をして大いに語り九時頃寝ました。連中はシ....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
てよいやら、あのようなのも先ず古今無双じゃ。これなる床の軸にも見える通り、御先々代八郎次さまは至っての偉物でな、病気平癒の祈願を籠めてさしあげたは、かく言う沼田....
ツルゲーネフの生きかた」より 著者:宮本百合子
スラヴ人の同時代人には二十年の流刑に堪えたチェルヌイシェフスキーをはじめ、七〇年代八〇年代以降今日に至るまでに、人類の中で最も堅忍と不撓不屈の意力によって歴史を....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
取」されて来たと信ずる「階級」の仕事だから、今度はさかんに「略取」する。無産の室代八|留。無産の牛酪一|片――厚さ二分弱一寸四方――五十|哥――牛乳――とよりも....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
人の境を、米友はなおもエンヤ、エンヤと、車を引いて行きました。 本来、大八車は代八車で、八人の男によって曳《ひ》かるべきものか、そうでなければ、八人の男の代り....
怨霊借用」より 著者:泉鏡花
、照降町の背負商いから、やがて宗右衛門町の角地面に問屋となるまで、その大島屋の身代八分は、その人の働きだったと言う。体量も二十一貫ずッしりとした太腹で、女長兵衛....
酒渇記」より 著者:佐藤垢石
へ撒いた引き札に、古酒一升につき大酒代六十四文、西宮上酒代七十二文、伊丹西宮上酒代八十文、池田極上酒代百文、大極上酒代百十六文、大極上々酒代百三十二文とある。と....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
之助、再び脱疽のために残る片足を切断す。 ○六月、市村座六月興行の入場料は、桟敷代八十五匁、高土間八十匁、平土間七十五匁。 参考のために市村座の入場料を掲げた....
三国志」より 著者:吉川英治
いう。――太公望もその志に感じ、ついに文王を佐ける気になって、その功はやがて、周代八百年の基を開いたのである。――古人の賢人を敬うことは、みなこのようであった。....