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「代用〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

代用の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
王とナポレオンの用兵術を徹底的に研究したクラウゼウィッツというドイツの軍人が、近代用兵学を組織化しました。それから以後、ドイツが西洋軍事学の主流になります。そう....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
り縛りつけたという。当人は至極温和しかったそうだ。 ◯後藤睦美君が、バラスト管の代用品をこしらえてくれた。 同君の一家も痩せてくるので、浜松へ疎開するそうだ。....
鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
給仕が、縁《ふち》のかけた大湯呑《おおゆのみ》に、げんのしょうこを煎《せん》じた代用茶を入れてほのぼのと湯気だったのを盆にのせ、それを目よりも上に高く捧げて持っ....
海底都市」より 著者:海野十三
らすことが出来ない。そんなことが分ったら、それこそ僕は永久に冷凍されちまって壁の代用品にならなければならない。 「その方法の一つは、研究材料になるのです。つまり....
心臓盗難」より 著者:海野十三
ん切って持っていったのを第一とし、次にこの黒い四角い包みがそうなんですが、これは代用心臓が入っているんです。スットン、スットンと音がしているでしょう。あの音は、....
宇宙尖兵」より 著者:海野十三
いの椅子を前のように壁を背にして並べ、卓子の代りに食糧品の入っていた木箱を集めて代用卓子をこしらえ、その上にカンバスを蔽ってある。このカンバス、方々しみだらけな....
栃の実」より 著者:泉鏡花
のを、右も左も、泥の乾いた煙草畑で、喘ぐ息さえ舌に辛い。 祖母が縫ってくれた鞄代用の更紗の袋を、斜っかいに掛けたばかり、身は軽いが、そのかわり洋傘の日影も持た....
空襲警報」より 著者:海野十三
「団長、これは何のまじないだい」 「まじないという奴があるものか。これは防毒面の代用になる防毒壜だ」 「へえ、防毒面の代り? こんな壜が、どうして代りになるのか....
棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
で帰るという有様だった。 でも人間の一心は恐ろしいもので、かなり豊富な畳建具の代用材料が集まった。そのときはもう日がすっかり傾いて、あたりはだんだん暗くなって....
人造物語」より 著者:海野十三
、人造宝石、などと、数えてゆけば、きりがない。これ等の造品は、天然物の模造として代用品の役目をつとめるばかりではなく、天然物より勝れた点を多く持っている。人絹だ....
雪柳」より 著者:泉鏡花
個の鬼が、腰に何やらん襤褸を絡っていた、は窮している。……ただし窮してまで虎の皮代用の申訳をした、というので、浅間山の麓の茶屋の亭主は語り、六部の爺様は聞いて、....
妖怪学」より 著者:井上円了
の際、手もとに適宜のテーブルなきゆえ、臨時の思い付きにて、竹と蓋とをもってこれに代用したるならんと想像せらるるなり。しかして、そのアメリカ人は、その法を呼んでテ....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
の際、手もとに適宜のテーブルなきゆえ、臨時の思い付きにて、竹と蓋とをもってこれに代用したるならんと想像せらるるなり。しかして、そのアメリカ人はこの法を呼んでテー....
西航日録」より 著者:井上円了
を挟むを見る。しかして人家は極めて疎にして、その建築はみな横に材木を積みて四壁に代用し、一つとして土壁を塗りたるものなし。木造草舎は実にロシア民家の特色なり。一....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
多く、あたかも台湾村落の農家のごとし。はなはだしきにいたりては、茅をまといて壁に代用せるあり。わがアイヌの家屋に似たり。屋根は草ぶき多く、中にトタン板を用うるも....