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代置
「代置〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
代置の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
福沢諭吉の少年時代の逸話を引用して、近代の科学は「いつも人間的才能を機械的才能に
代置するという危険な作業」を行っていると主張しているのである。 もとより具象的....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
だけではないか。 これで京大問題が解決すると思うのは、もし京大問題が滝川問題に
代置されたものでないなら、よほどどうかしているだろう。これは滝川問題の解決ではな....
「哲学入門」より 著者:三木清
れた持続的な三つの精神の態度であり、認識の形態であって、そのいかなる一つも、他に
代置されることも他を代表することもできないと主張した。それらは認識する精神の三つ....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
たは二十年の間耐えるものと計算されている。
一国の年々の生産がその年々の消費を
代置して余りある時には、それはその資本を増加せしめると言われる。その年々の消費が....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ろうと、それは確かに、工業国民が消費した生活品ならびに親方工業者及び商人の利潤を
代置するに足る以上のものではなく、これはおそらく、農業国の農業者及び商人の利潤ほ....
「昭和四年の文壇の概観」より 著者:平林初之輔
ものの興味、作家の主観をはなれても、それ自身で興味のあるような事件の記録をこれに
代置しようとした試みであると解せられる。 だがこういう試みは、一時読者に眼光を....